セルロース

羊毛・絹

ナイロン

ポリエステル・アセテート

アクリル

その他

直接染料

最も用途が広範囲に渡って使用されている染料種属であります。レーヨン、綿、麻、絹、パルプの染色に使用されます。この他インクジェットプリンターのインクの原料としても利用されています。色相の鮮明性が他の種属より劣ります。耐光堅牢度は一般的に劣りますが強い染料タイプもあります。又、洗濯堅牢度も低いためFix処理を行う場合があります。

反応染料

綿、レーヨン、麻等のセルロース繊維に最も多く使用されている染料種属です。又、羊毛、絹の染色にも使用されます。色相は鮮明色から暗んだ色まで揃っています。耐光、洗濯堅牢度も良好です。染色法は反応染料のタイプにより異なります。

スレン染料

綿、レーヨン、麻等のセルロース繊維の染色に使用されます。色相は赤色を除いて鮮明色から暗んだ色まで揃っています。耐光、洗濯、その他の堅牢度も含めてセルロース繊維用染料として最高レベルです。染色法はハイドロサルファイトや苛性ソーダを使用して染めるため、複雑で難しく、又、均染性も劣ります。

硫化染料

綿、レーヨン、麻等のセルロース繊維の染色に使用されます。色相は暗んだ色が多く耐光、洗濯堅牢度は良好で染料単価も安価のため、主としてブラックのような濃色に使用されてます。

ナフトール染料

綿、レーヨン、麻等のセルロース繊維の濃色に使用されます。色相は赤、青、紺等限られた染料しか市販されていません。耐光、洗濯堅牢度も良好です。染色法も複雑で難しくあまり使用されていません。

天然染料

19世紀の中頃までは自然の草木、貝や昆虫から色素を抽出して衣類を染色していました。天然染料は一般的に手工芸的に綿等の天然繊維に使用されています。濃色が出にくく、耐光、洗濯堅牢度に問題があります。

酸性染料

羊毛、絹、ナイロンの染色に用いられます。色相は鮮明色から暗んだ色まで揃っています。耐光、洗濯堅牢度も強い染料から弱い染料までバラエティに富んでいます。Fix処理を行って洗濯堅牢度をＵｐする場合があります。

含金染料（金属錯塩酸性染料）

酸性染料と同様に羊毛、絹、ナイロン、の染色に用いられます。染料にコバルト、クロム、銅等の金属を含みます。色相は暗んだ染料が多く、洗濯、耐光堅牢度は酸性染料よりも強く、均染性は劣ります。

酸性媒染染料

主にして羊毛の染色に使用されます。クロム染料とも言われているように染色に重クロム酸カリを使用します。色相は金属錯塩酸性染料同様に暗んだ染料が多く、洗濯堅牢度が強く、濃色用として用いられます。

反応染料

綿、レーヨン、麻等のセルロース繊維に最も多く使用されている染料種属です。又、羊毛、絹の染色にも使用されます。色相は鮮明色から暗んだ色まで揃っています。耐光、洗濯堅牢度も良好です。染色法は反応染料のタイプにより異なります。

直接染料

最も用途が広範囲に渡って使用されている染料種属であります。レーヨン、綿、麻、絹、パルプの染色に使用されます。この他インクジェットプリンターのインクの原料としても利用されています。色相の鮮明性が他の種属より劣ります。耐光堅牢度は一般的に劣りますが強い染料タイプもあります。又、洗濯堅牢度も低いためFix処理を行う場合があります。

天然染料

19世紀の中頃までは自然の草木、貝や昆虫から色素を抽出して衣類を染色していました。天然染料は一般的に手工芸的に綿等の天然繊維に使用されています。濃色が出にくく、耐光、洗濯堅牢度に問題があります。

酸性染料

羊毛、絹、ナイロンの染色に用いられます。色相は鮮明色から暗んだ色まで揃っています。耐光、洗濯堅牢度も強い染料から弱い染料までバラエティに富んでいます。Fix処理を行って洗濯堅牢度をＵｐする場合があります。

含金染料（金属錯塩酸性染料）

酸性染料と同様に羊毛、絹、ナイロン、の染色に用いられます。染料にコバルト、クロム、銅等の金属を含みます。色相は暗んだ染料が多く、洗濯、耐光堅牢度は酸性染料よりも強く、均染性は劣ります。

分散染料

主としてポリエステル、アセテート、その他アクリル、ナイロン等の合成繊維の染色に使用されます。色相は鮮明色から暗んだ色まで揃っています。耐光、洗濯堅牢度も良好です。しかし、ヒートセットのような熱処理を行う場合洗濯堅牢度を低下させます。

分散染料

主としてポリエステル、アセテート、その他アクリル、ナイロン等の合成繊維の染色に使用されます。色相は鮮明色から暗んだ色まで揃っています。耐光、洗濯堅牢度も良好です。しかし、ヒートセットのような熱処理を行う場合洗濯堅牢度を低下させます。

カチオン染料(CDP)

アクリル繊維やカチオン可染ポリエステル繊維（通称CDP）の染色に使用されています。色相は鮮明色から暗んだ色まで揃っています。塩基性染料と同様にカラーバリューが高く少量の使用で濃色が出ます。耐光、洗濯堅牢度も良好です。

カチオン染料(CDP)

アクリル繊維やカチオン可染ポリエステル繊維（通称CDP）の染色に使用されています。色相は鮮明色から暗んだ色まで揃っています。塩基性染料と同様にカラーバリューが高く少量の使用で濃色が出ます。耐光、洗濯堅牢度も良好です。

塩基性染料

アクリル繊維の染色にも使用されていますが、多くは繊維以外の紙、パルプ、感圧、 感熱色素に使用されています。色相は鮮明でカラーバリューが高く少量の使用で濃色が出ます。他の種属と違って染料はカチオン性を示します。

蛍光増白剤

天然繊維や合成繊維のあらゆる繊維の染色に使用されています。又洗剤、パルプ等にも用いられています。合成繊維用の蛍光染料は耐光、洗濯堅牢度は良好ですがセルロース繊維用の蛍光染料は合成繊維用より劣ります。

顔料(ピグメントレジンカラー)

PRC(ピグメントレンジカラー)、印刷インク、塗料、化粧品、絵の具に使用されています。この中でＰＲＣは全ての繊維に顔料を固着剤（樹脂）により布に固着させ目的の色、模様を出す染色方法です。色相は鮮明色から暗んだ色まで揃っています。耐光、洗濯堅牢度も良好です。染色法は簡単ですが、生地の風合いは染料で染色した場合よりも硬くなります。

油溶性染料

プラスチック、フィルム、ガソリン、靴クリーム、フェルトペンインク等に使用されています。分散染料と同一構造式の油溶性染料もあります。

インクジェット用インク

インクジェットプリンター用インクは染料又は顔料が使用されています。ネットワーク印刷機デジタル写真、捺染、染色加工、レジストの印刷等のインクに用途があります。この中でインクジェットプリンターの導入によってあらゆる繊維の布地がデザインや配色の自由な変更による捺染見本の作成、小ロット多品種の生産、短納期生産が可能となりました。

食用色素

和洋菓子、ジャム、蒲鉾、漬物、餅、ソーセージ等あらゆる食品、医薬品、化粧品に使用されています。天然色素及び合成色素の２種類あります。日本では食品衛生法により色々な試験を行い毒性が無いことを確認して市販されています。

岡本PB（オリジナル染料）

当社独自の染料で各種属の染料を取り扱っています。顧客の要望に沿った染料を配合調整したり、染料メーカーが生産中止した染料の代替品を販売しています。